ターコイズ千夜一夜物語(0030)ターコイズのスパイダーウェブって何?

キングマンターコイズ(スパイダーウェブ)

キングマンターコイズ(スカイブルー)

キングマンターコイズに限らず、ターコイズには時々「スパイダーウェブ」を持つターコイズが研磨で見つかる事が稀にあります。ターコイズが出来る過程で、粒状の結晶がくっついて大きくなる際にその隙間に偶然流れ込んだ母岩の成分などが蜘蛛の巣状になって見えることから「スパイダーウェブ」と呼ばれるようになったと言われています。

スパイダーウェブを持つターコイズは、全体の数パーセントとその出現確率はとても低い為、希少価値があります。また母岩を含むものでハッキリとした「スパイダーウェブ」があるものは、組成の違う部分で割れやすく、この為、バッキング処理という方法が考えだされたわけです。

バッキング処理については、他で述べていますので割愛しますが、、、誤解があるといけませんので書いておきますと、バッキング処理は「かさあげ」とか、重さを増す為の処理ではなく、強度を上げてモース硬度の低いターコイズや、希少価値の高いターコイズの保護を目的とします。

ターコイズの初心者の方の中には、インチキだ!なんて思う方もいるようですが(笑)わざわざ高いバッキング処理剤を手間ひまかけて付けるのですから、どれだけターコイズを大事に扱って研磨しているのかを想像していただければ・・・と思います。

と、話はそれましたが、、、同様に「バーズアイ」は粒状になったものが白い模様が浮き出て鳥の目のような模様が出たモノをそのように呼びます。これにも、薄いモノ、濃いモノがあり原石のその部分をカットしたものか、、、というように、原石の一部に入ることが多いので薄っすらと浮かび上がるバーズアイなんてのもあるわけです。これは、スパイダーウェブにも言えますが天然石なので、偶然に浮かび上がった模様というわけで、ターコイズを研磨したりカットしたして作れるものではありません。

・・・が、切り方によっては「上手い」「下手」がありますので、研磨士の腕の見せ所でもあるのです。

フォアテイルズフォックス

(転載禁止)