ターコイズ千夜一夜物語(0026)ターコイズ原石とターコイズ探索者

ターコイズ原石を求めて渡米し続けて10年以上が経ちました。その間には多くのターコイズ原石と出会い、多くのターコイズ鉱山主と知り合う機会に恵まれました。運とか縁とか、そんなものを感じながら。

ターコイズを探す、と言っても簡単ではありません。多くはニセモノを扱う騙すことが目的の人を排除しなければならないからです。そして、レアなターコイズを手にする為には原石の状態で良いと思うモノを見分けることも必要です。

そして、渡米したら疲労なんて言う暇もなく、レンタカーで3000キロもの道のりを走り回り、アリゾナ州からニューメキシコ州まで多くの地を渡り、多くの風景に出会い。極まれに良いモノに出会うこともあるのです。

ターコイズ屋がターコイズ原石を売るのは最終手段でしかなく、磨けば凄くいい事がわかるのに手放すのはシンドイのです。それまでの苦労がそこに凝縮されているのですから。

この1粒。一切れにかけてきた数百万円のお金と時間。それでもこんなディープブルーなターコイズにギャラクシー(銀河)のようにパイライトが輝く1つを目にした時の感動は言葉にできないものなのです。

これくらいのモノになると売るというより、譲り渡す・・・という感じ。大事にしてくださいね。としか、言えません。

アメリカを走り回って血のにじむような思いで探してきたターコイズ原石をセールで売る。本当に悲しい思いなのです。

ターコイズが好きでコレクターから入ったので、売るということに抵抗すら覚えます(笑)ターコイズ屋早くやめて、売らないで良い暮らしに戻りたいです。ターコイズを手放すのは寂しいことですから。

売りたくないターコイズ屋。もう、商売やめた方がいいですよね(^^;笑

幸いなことに、新型コロナウイルスの流行で「渡米・渡航」制限があり仕入れにいくことがしにくくなりました。これを機会に、「ターコイズ屋」というくくりには、幕を閉じようと思います。仕入れは、実物を手に取らないで買い付けることはしません。もちろん、大手天然石屋さんなんてのは、信用していません。だから、自分で探索して仕入れるのですから。

仕入れができないのなら、このターコイズ屋という仕事はできません。鉱山主から直接輸入もできるのですが、求めるグレードを日本人に送ってくれるかはわかりません。あいまいな事に費用はかけられないのです。やはり、実物を手に取って納得して仕入れる事がターコイズの基本です。騙されて騙されて、そしてたどり着くところ。そんな世界です。

今回、もし、これらのターコイズをターコイズ屋から購入できたら「運」が良い!その一言に尽きます。あなたは運が良い!ここに来ることができた上に、アメリカ合衆国を数千キロも走って見つけた1粒、ひときれのターコイズ原石をその手にするのですから。。。

 

地球屋フォアテイルズ