ターコイズ千夜一夜物語(0009)モレンシターコイズ

モレンシ鉱山は、アリゾナ州南東部のグリーンリーにあります。モレンシ銅山はアメリカ合衆国最大で、年間750,000,000ポンド以上の銅を産生していました。それはその地域全体で、山頂から麓までおよそ1000メートル四方にも及びましたが、銅を溶かして採掘する方法が開発されどんな状態のターコイズでも溶かす化学薬品で処理されてしまいました。

そしてその後、銅山は閉山して何トンもの岩の下に埋められました。それは、モレンシ鉱山が、ターコイズ鉱山として二度と開くことがないことを意味しています。しかし、当時のモレンシ鉱山の鉱夫たちは、ターコイズが銅以上の価値を持つようになったの知りランチボックス(お弁当箱)で相当量のターコイズを坑道から持ち出していたので、毎年少量の原石を市場に出すのには十分な量を元鉱夫たちは隠し持っていると言われています。モレンシターコイズ鉱山は、高確率でライトブルーからダークブルーまでの青い色のターコイズを産生しました。

この貴重なターコイズには時々、不規則なクォーツとパイライトの混じる変わったマトリックスを持つ珍しいものがあり、そのパイライト(黄鉄鉱)は磨かれた時に非常に美しく金色~銀色に輝いてみえます。

また、モレンシターコイズの中には褐色がかったマトリックスを持つものもあり、「Morenci red matrix」とも呼ばれています。最初に市場に出たアメリカン ターコイズの1つで、モレンシは評価も高くまた入手しにくいターコイズと言われています。

「Morenci red matrix」

地球屋フォアテイルズ