ターコイズ カボションの形について

さて。ターコイズのカボションについてお話しましょう。
天然石の大部分は東南アジアや中国などで楕円形の規格サイズで研磨されて天然石屋さんに並ぶことが多いと思います。ふつうはネ(^^;

だから、彫金教室やアクセサリー屋さんはそれを使ったジュエリーを作るので同じような形の石で同じような作品が作れる(笑)ま、それはそれでいいと思うのですが。

キャストなどで型を流してコピーする技法では、サイズは同じじゃないと困る。
彫金教室でも、楕円や丸のカボションで教えるわけでそれに慣れてしまう・・・。

腕が上がれば、石にあわせて枠を作ったり、デザインを考えたりするのでしょうが・・・。 いつか、誰かとおんなじような作品が並んで驚くなんてことにもなるわけで。。。ターコイズに関して言えば、本来は研磨は変形なものが多いのです。

なんでって?そりゃ貴重でもったいない・・・からw

原石から切り出した形に少しだけ曲線を加えて石留めできる形にする。
そのカボションに合わせてデザインを考えて作っていくっていうのが本来の姿。

古典的な。。。と言い換えてもいいかも知れないですよね。
鉱山から掘り出される原石にはターコイズがわずかに含まれるものも少なくありません。この写真のロイストンも母岩にターコイズが流れてこんな模様になっています。そして、ロイストン鉱山特有なチョコレート ターコイズと鉱山主が呼ぶチョコレート色のターコイズを真ん中あたりに含んでいます。これはとても貴重だよ。と生前ディーン氏は言っていました。

私は当時「チョコレート ターコイズ」なんて言葉すら知らなかった。(笑)

話を戻してじゃあ、なんで同じ規格サイズに研磨しないんだ?って話ですが。

勿体ないんですよ。・・・削り落とした部分のターコイズが(爆)

沢山取れない貴重なものだから、カットしてできた形に近いまま仕上げる。
それがアメリカのターコイズ カボションの本来の形です。

日本人女性は、整った形が好きです。ハンサムの方が人も好かれます。先にも書いたように彫金教室で習うことの多い形も整ったものが多いです。きっちりとした先生も多いですから、ラフで粗野なターコイズ屋とは天と地ほど差がありますw

シンメトリーと言いますが、左右対称は美しい形です。逆にそれは好まれる故に世の中にあふれる形でもあります。

では、世界に1つの素材そのままの形と、人工的なシンメトリー。どちらがいいかとは言えませんが非対称の面白さもあると思います。人と違う個性が好きな人もいます。物事は白と黒しかないという人もいます。規格サイズのみ使う!という方もいるでしょう。私は楕円も丸も研磨します。それはその形が好きな人がいるからで、私の中での「勿体ない」は変わりません。

だって、4000キロも走って探して死ぬ気で仕入れてくるターコイズですものw
命を削ってる気分ですから。できれば、全部カボションとして使いたい。

でも。シンメトリーが嫌いじゃないんですよ。(笑)

そんな贅沢な使い方も時にいいな~って思います。
ニセモノのやっすいターコイズ色の石ならどうでもいい話なんですけどね。

外気温47度で採掘してきたターコイズ原石とは比べられないんです。

フォアテイルズ

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